単身パックで引越しをするときのポイントは、見積もりを複数の会社に依頼すること、荷物をできるだけ減らすこと、引越し日は土・日より平日にすることなどです。
一社だけだと比較が難しいので、必ず複数の会社から見積もりをもらいましょう。
引越し単身パックの業者の選び方
一人暮らしの大学生や単身赴任のお父さんなど、ワンルームだったり、荷物が少ない場合などは、「単身パック」を利用するとお得になります。
単身パックとは、ワンルームの引越しを想定した格安の引越しサービスです。
単身パックなら、1万円とか2万円といったキリの良い数字で、荷物を運んでくれます。
一人暮らしの単身者は、ご夫婦とか家族暮らしほど荷物が多くないことがわかっているので、多くの引越し業者が「単身パック」を扱っています。
だいたいワンルームに入りきる荷物の量は決まっていることから、このようなサービスが生まれています。
ただし、ワンルームだからといって荷物が少ないとは限りません。
ワンルームのわりに荷物が多い人は、だいたいどんなものが入るかの目安がありますから、照らし合わせてみてください。
入りきらない荷物については、捨てるか、友人にあげるなどして減らすことも考えられるでしょう。
安い引越し業者を選ぶポイントですが、見積もりを複数の会社に依頼すること、荷物をできるだけ減らすこと、引越し日は土・日より平日にすることなどです。
一社だけの見積もりでは、その引越し業者の料金が相場に比べて高いのか安いのかわかりませんから、必ず複数の会社から見積もりをもらいましょう。
複数の引越し業者からの見積もりを取ることによって、値段交渉などもやりやすくなります。
他社の見積もりと比較して、「ほかの業者はもっと安い」と言えるからです。
ただ、値段交渉をしたからといって必ずしも安くなるとは限りませんが、ダメもとで交渉してみてください。
最近はインターネットを利用すれば、複数の引越し業者から一括で見積もりを取ることのできる便利なサイトも増えています。
そのようなサイトを利用すると、一社ごとに見積もりを請求する必要がなく、一度に複数の見積もりを取ることができます。
複数の見積もりの中から料金の安いところを選ぶだけです。
ただし、すべての引越し業者が比較できるというものではなく、サイトが提携している業者からの見積もりが届くので、安くない場合があります。
そのようなサイトは引越し業者に引越す人を斡旋することで紹介料を取っています。
サイトによって安くなくなる場合もあるから注意が必要です。
見積もり一括サイトを選ぶポイントですが、評判の良い引越し業者が登録しているサイトを選びましょう。
引越した人のレビューなどもよく読んで、評判の良い業者に依頼することが大切です。
荷物の量は少なめに
安く引越すためのポイントのひとつとして、「不用品の処分」があげられます。
荷物が少なければトラックではなく、「単身パック」で間に合う場合があるからです。
単身パックなら、トラックの半額以下の値段で引越しできます。
荷物が少ないと引越しの荷造りがラクですし、整理することで家の中も広くなります。
引越しを良い機会と考えて、不用品の処分をしてはいかがでしょう。
不用品の処分のポイントですが、まず売れるものは、オークションやフリーマーケットなどで売りましょう。
ただ、時間に余裕がある場合は、売ったお金が入るのでおすすめですが、オークションやフリーマーケットは、いつ売れるかわかりません。
引越しまでに時間がないという人は、ほかの方法を考えた方がよさそうです。
友人などにあげられる物については、もらってもらうという方法もあります。
近くの友人なら、取りに来てもらいましょう。
まだ、使えるものを捨てるのはもったいないですし、あげて喜ばれることもあります。
「捨てるぐらいなら、もらえばよかった」という友人だっていないとは限りません。
現代は、ゴミを捨てるのもお金がかかりますから、タダで処分することは立派な節約につながります。
リサイクルショップに引き取ってもらうという方法もあります。
ブランドもののバッグや貴金属などは、高値がつく場合もあるので、査定してもらってください。
また、書籍や雑誌などは、古本屋に売れます。
最近は、郵送で引き取ってくれるサービスがあります。ここまですると、不用品の量はかなり少なくなっているはずです。
ゴミとして捨てるものですが、洋服やキッチングッズなどのガラクタです。
洋服は3年以上着ていないものは、まとめて捨ててしまいましょう。
ダンボール箱に入れて転居先に持っていったとしても、そのまま捨てることになります。
キッチングッズも、使い古したものなどは衛生面を考えても、捨てた方がいいかもしれません。
使わない食器も、思い切って捨てた方がよいでしょう。
移動中に壊れることだってありえます。
あとは、リサイクルショップや古本屋に売れそうもない品物などですが、これらはすべて捨てることになります。
しかし、なかには気軽に捨ててしまって、あとで後悔するようなものがまじっていることもあります。
まとめて捨てたりすると、「あの中に入っていた」ということがあるので、捨てる前には一通り確認してください。
雑誌のページとページの間に夫が入れていたヘソクリを入れたまま、ゴミとして捨ててしまった奥さんの例もあります。
料金相場
単身パックは、多くの引越し業者が取り扱っていますが、業者によって専用ボックスの大きさや料金などのサービス内容は異なります。
ただ、サービスを選ぶ際のポイントとしては、どこも15,000円~20,000円ぐらいまでの間の料金であり、数千円の違いなので大きな差はありません。
単身パックの場合は、どこも低価格で提供していますから、料金よりもサービス内容で比較した方がよいでしょう。
単純に料金だけで安いところを選ぶと、後で後悔するような大きな見落としがあります。
特に、単身パックはほかの荷物と一緒に運ばれますから、家電や家具などに傷がつくことが考えられます。
いくら安いと言っても、乱暴に運ばれては困りますよね。
このサービスでお得なのは数千円程度。
乱暴に運ばれたおかげで冷蔵庫や洗濯機が壊れたら、買い換えるのに数万円はかかります。
引越し業者にしてみたら、トラックを一台貸し切ってくれる家族の引越しに比べて、単身者の専用ボックスに収まる程度の荷物などどうということもないかもしれません。
しかし、引越し業者も信用商売、たとえ荷物ひとつだったとしても、丁寧に扱ってくれるところもあります。
低価格の単身パックであったとしても、丁寧に運んでくれる業者を選びましょう。
ところで、単身パックは業者によって専用ボックスの大きさが異なります。
Aの業者の専用ボックスに収まった荷物が、Bの業者の専用ボックスに収まりきらないということがありえます。
専用ボックスのサイズも比較するようにしてください。
料金が安くても、専用ボックスが小さくて荷物が入りきらなければ、もうひとつ頼まなければいけないようなことになります。
また、引越しのエリアなどによって料金が変わることもあるので、料金だけでどの業者がいいとは判断できないケースもあります。
さらに、引越しの時期によっても料金が変わってきたりしますから、本来は安いはずの単身パックが、3月~4月にかけた繁忙期になると高くなるということもあるようです。
単身パックならいつでも安いと思い込まずに、このサービスを利用する前に料金を必ず確認してください。
ネット上には、複数の引越し業者を比較できる一括見積もりサイトがたくさんあるので、一括で見積もりを取るのがとてもラクになっています。
複数の引越し業者に数分で見積もり依頼が出せますから、引越す際には、ぜひこの便利な一括見積もりサイトをご利用になってみてください。