引っ越しの挨拶ハガキを出したほうがいいのか、と迷ってしまう方は多いでしょう。
挨拶ハガキは新住所を通知するという意味でも大切ですから出したほうが良いに決まっていますが、親しい間柄なら電子メールでも十分です。
引越しの挨拶ハガキは必要?
桜の花が舞う季節になると同時に増えてくるのが引っ越しです。
この時期は移動の時期ですし、転勤や進学、就職といった理由で引越しをすることが多くなりますよね。
従来の引っ越しにおいては挨拶ハガキを出していたものですが、近年ではそこまで重視されることはなくなりました。
携帯電話が広く普及しましたし、インターネットが発達したことによって電子メールのような新しい通信手段も普及しました。
わざわざハガキでなくてもメールや電話で済ませる、というケースが今は多いようです。
電子メールが普及したとはいえ、未だに日本ではハガキを用いるシーンは多いです。
その最たる例が年賀状でしょう。
今の若い方は年賀状ではなく携帯電話やスマホのメールで済ませていると思いますが、若い方でも仕事の取引先などには年賀状を出していますよね。
それだけ日本の文化にハガキは深く根付いていますし、年賀状に限らず暑中見舞いなどでもハガキは用いられています。
ただの通信手段というだけでなく、はがきならではの温かみなども感じることができますよね。
そういった意味でも引越しの挨拶はがきは必要と言えるのかもしれません。
引っ越しの挨拶ハガキを出すことによって新しい住所を相手に知らせることができます。
新しい住所を知らせておかないと知らない人が手紙を送ってくれるかもしれませんし、それが旧住所に届いてしまいます。
郵便局の転送サービスを利用しているのなら古い住所に届いた手紙などを新しい住所に転送してもらうことができますが、それすらしていなければその人の出した手紙は毎回古い住所に届くことになります。
また、その手紙が他人に見られてしまうというリスクもありますから注意しなくてはなりません。
手紙が届く届かない、他人の目に触れる触れない以前に相手に対して失礼ですから、住所をきちんと知らせておくか挨拶はがきを出しておいたほうが良いでしょう。
たくさん引っ越しの挨拶はがきを出す必要があるという方は手書きよりもパソコンで制作したほうが遥かに効率的です。
手書きは手書きなりの温かみを感じられますが、たくさん必要となるとさすがに時間がかかってしまいます。
たっぷり時間があるという方ならともかく、日々忙しくしているという方だとそのような時間を取ることもできないでしょう。
現在のパソコンならたいてい標準で文書作成ソフトもインストールされていると思いますし、それを利用すれば簡単に挨拶はがきも作れます。
新住所を連絡した方がいいケース
電子メールのような通信ツールが発達した現代において引越しの挨拶ハガキが本当に必要なのか、と疑問に感じている方は多いのではないでしょうか。
ご年配の方なら今でも時々はがきを使って手紙を書くようなこともあるかもしれませんが、若いではがきで手紙を出すということはまずないでしょう。
出すとしても一年に一度や二度、しかも暑中見舞いか年賀状程度のものでしょう。
ただ、新住所を通知するという意味だけでなく、はがきを出すということは一種の儀礼のようなものですからできれば出したほうが良いですね。
新住所を連絡したほうが良いケースですが、まず数年に一度転勤するようなケースだと挨拶はがきを出して住所を通知したほうが良いでしょう。
取引先の担当者などとは年賀状や暑中見舞いをやり取りする間柄になっていることもありますし、ビジネスマナーとしても出しておく必要があります。
また、年賀状を送るような親しい間柄の方には出しておいたほうが無難でしょう。
交流のある親戚などには出しておかないと、後になって「どうして教えてくれなかったんだ」と身内間での諍いに発展してしまう可能性もあります。
付き合いのある親戚には出すようにしましょう。
結婚などでマンションや新居に入る場合にも挨拶はがきは出しておいたほうが良いです。
新住所を通知するというのはもちろんのことですが、同時に結婚の報告もできますから一石二鳥です。
結婚したという場合だと引っ越しの挨拶はがきを出すことも多いようですね。
ただ、基本的にはあまり親しくない知人や仕事関係の方などに送ることが多く、仲の良い友人や知人にはメールで済ませてしまうことが多い傾向にあります。
特に若い方だとメールのほうが慣れていると思いますし、出した瞬間に届きますからはがきよりも便利さを感じている方は多いでしょう。
挨拶ハガキは必ず出す必要があるというわけではありません。
古くからの慣習として存在するだけですし、今でも行われているため「出したほうがいい」と言われているだけです。
もちろん、ビジネスマナーの視点から考えると出したほうが良いのですが、それも相手によりけりでしょう。
誰がどう考えても圧倒的に電子メールのほうが便利ですし、新住所を通知してほんの少し挨拶する程度ならメールでも十分です。
ケースバイケースではありますが、あまり深く考えないほうが良いのかもしれませんね。
メールで連絡が取れるのならメールで送ったほうがスムーズです。
引越しハガキを出すタイミング
引っ越しの挨拶ハガキを出しておけば親しい友人や知人、親戚などに住所が変わったということを知らせることができます。
電子メールを利用しても構いませんが、日本人にとってはがきは馴染みのあるものですし、風情や温かみも感じられますからはがきで通知するのも良いかもしれません。
また、仕事の取引先などに出す場合はメールだと失礼になってしまいますからはがきを利用しましょう。
ただ、はがきを出すにしてもタイミングが大切です。
できるだけ失礼にならないようにするにはタイミングについても考えなくてはなりません。
引っ越しの挨拶状を出すのは引越しから一ヶ月以内が基本です。
明確に決められているものではありませんが、だいたい一ヶ月以内を目安に出すものですし、それ以上遅くなってしまうと失礼と受け取られてしまう可能性もあります。
仮に一ヶ月以内に出すことができなくても二ヶ月以内には出すようにしましょう。
あらかじめ用意しておけば後は出すだけになりますから、引越しが決まったら作っておくと良いかもしれません。
パソコンでデータを作っておけばあとははがきに印刷するだけですからいつでも挨拶状を作ることができます。
近年では個人情報の流出なども問題となっていますし、今後のリスクを考えてなるべく個人情報を出したくないという方もいるかもしれません。
このようなケースではどうすればいいのかということですが、個人情報が気になる方は最初に言ったように電子メールを利用すると良いでしょう。
相手のメールアドレスを知っていることが前提となりますが、メアドさえ知っておけばメールで新住所を知らせることができます。
また、挨拶状もメールも忙しくてなかなか出せないという方はとりあえず郵便局に届け出をしておくと古い住所に送られた手紙などを転送してくれます。
無料で使えるサービスですからぜひ利用してみましょう。
あまり深く考えすぎなくても大丈夫ですから、年賀状などのついでに新しい住所を知らせるといった感じでも大丈夫です。
暑中見舞いや年賀状のついでにお知らせすると効率が良いかもしれませんね。
もちろん、相手との関係性にもよりますが一石二鳥で済ませられるのならそれに越したことはありません。
はがきで出す場合にどのように書けばいいのか分からない、という方もいるかもしれませんが、ネットで調べれば引越しの挨拶状の書き方を教えてくれるサイトはいくらでも見つかります。
時間のある時に調べてみましょう。