引越しの挨拶では、粗品を送ることが一般的です。
その時、のしを付けることも忘れないようにしましょう。
のしの書き方については、難しいことはなく、必要になる言葉と自分の名前だけ分かれば良いです。
その他、粗品に関しては消耗品などの貰って嬉しいものにしましょう。
粗品ののしをつける理由
引越しの時、粗品に「のし」を付けるかどうかで迷っている方も多いのではないでしょうか。
基本的にのしを付ける理由としては、改めて祝い事がある場合などにつけることが一般的となっています。
結婚式などの粗品にも、のしが付いていますよね。
つまり、祝い事がある場合に付けるのがマナーなのです。
特に細かな意味などは知る必要はありませんが、祝い事で粗品を送るときには、付けるということを知っておくとマナー違反になることはなくなるはずです。
引越しというのは、祝い事かどうか迷うこともありますし、状況によっては祝い事ではない場合もあるかもしれません。
しかし、のしを付ける理由は他にもあります。
例えば近隣住民とのきっかけ作りに繋がります。
近年は近所同士の付き合いが希薄になっていることもあり、なかなか近所に住んでいる人のことを知る機会というのはありません。
のしのついたギフトを近所に贈ることで、「礼儀正しい人だな」と印象付けることが可能となります。
その他、のしには自分の苗字を入れるのが普通なので、名前を憶えてもらうこともできます。
近所との付き合いを避けているという方であれば、贈らないという選択を取ることもあるかもしれませんが、基本的には贈っておいた方が良いです。
例えば逆の立場に立ってみて、引っ越してきた人がまったく挨拶に来てくれないと不安になりませんか。
「どのような人が住んでいるのだろう」と、かえって不信感を抱かれてしまうことがあるかもしれません。
のしとは少し関係のない話となってしまったのですが、そういったギフトを送ることで、挨拶のきっかけを作るというのが重要なのです。
引越しはそこまで頻繁にあるものでもないので、面倒臭いという方もそう言わずに、まずは贈ってみるのが良いのではないでしょうか。
粗品についても500円前後のもので良いので、そこまで費用がかかるということもありません。
もちろん高価なものを贈る必要もまったくありません。
とりあえずは挨拶として、しっかりマナーのある行動をしましょう。
のしを付けるか付けないかで迷っている方は、付けておいて間違いはありません。
当然、のしの付け方や書き方については色々なルールもあるので、その点も知っておくことが必要となります。
なお、書き方とはいっても、そこまで難しいものではないので、これを機会に知っておくと良いかもしれません。
引越しをする時に役立つので、これから転居する方もチェックしておきましょう。
のしの書き方
引越しの際、のしを付けることで相手への印象を高めることができます。
しかし、書き方などが間違っていると、逆に印象を悪くしてしまうかもしれません。
「新しく引越ししてきた人、こういったものの書き方もわからない人」だと思われてしまうと、やっぱり嫌ですよね。
そうならないためにも、書き方についてはしっかりと学んでおくことが必要です。
もちろん難しいことはないので、ある程度知っておくという意味で利用しましょう。
まず、のしには水引という線が中央に入っています。
これは結び目のようになっていて、近年はプリントされているものが多いですね。
その部分を水引と言って、のしを書く時にはそれが一つの指標となります。
この点を知っているのと知っていないのとでは、大きく差が出てくるでしょう。
書き方に関しても、特に難しいことはないですが、この水引がポイントとなる場合もあるので、間違って覚えないようにしてください。
水引が中央にあるので、その上に「ご挨拶」「粗品」などの言葉を入れます。
場合によっては、「御祝」と記入されていることがあるのですが、引越しなどの時は「ご挨拶」が一般的となっています。
その他の言葉を使うことは滅多にないので、一般的な使い方のものを知っておけば、他に知っておくべきことはほとんどありません。
実際、多くの方が利用しているものなので、書けないと恥ずかしいこともあります。
引越しの時は、相手に挨拶をするという気持ちを込めて贈るものなので、のしには「ご挨拶」と書きましょう。
水引の下には、自分の名前を記入します。
この時、フルネームを記入した方が良いと思っている方も多いのですが、基本的には苗字だけで良いです。
当然フルネームを書いても、マナー違反になるということはないですが、苗字だけというのが通例となっています。
自分の苗字が綺麗にはっきりとわかるように記入しましょう。
文字については、綺麗に書くことを心掛ける必要があります。
のしの書き方は、特に難しいことはありません。
ただ、書いている方の中には「面倒臭い」と思っている方もいます。
そう思いながら書くと、文字が汚くなってしまうこともあるので、心を落ち着かせて綺麗な文字で書きましょう。
また、斜めになってしまう場合や文字の大きさがバラバラになってしまうこともあります。
そういったものに関しては、さすがに受け取った相手も「汚い字だな」と思ってしまうことがあるので注意しましょう。
人気の粗品は生活消耗品
粗品として「何を贈れば良いのかな」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
基本的に粗品に関しては、あまり難しく考える必要はありません。
相手が貰って嬉しいものを贈るようにしましょう。
ただ、引越ししてきた人から高級ブランド品を貰っても、逆に嬉しくはないですよね。
状況によっては嬉しいかもしれませんが、相手の生活のことを考えて、ある程度贈るものは考えた方が良いです。
一番貰って嬉しいものとしては、生活消耗品などが安心ですね。
石鹸やシャンプー、リンス、ボディソープなどはもらって嬉しいですし、役にも立ちます。
その他、料理各種で利用するラップやアルミホイル、食器用洗剤なども嬉しいですね。
定番のタオルも貰って嬉しいですし、その他日常生活で必要になるものを贈るのが定番となっています。
相手に子供がいるということが分かっている場合は、それに準じた粗品を送るのも良いです。
あまり気を遣うものは避けておきたいですけどね。
重用なのは、自分の立場で考えることです。
まずは貰って嬉しくないものを確認してみましょう。
例えば日常生活で使えないようなものは、正直いらないですよね。
また、衣服なども人から貰ったものを着るのは少し抵抗があるかもしれません。
ましてや初対面の方に貰っても、ちょっと使いづらいですよね。
相手もそう思っていることが多いので、贈る時には良く考えて送るのが良いです。
生活消耗品であれば困ることはありませんし、知らない人から貰ったものでも安心して利用できます。
外したくないという方は、まずは生活消耗品に着目していきましょう。
その他、お菓子などを送るというのも定番かもしれません。
お菓子に関しては好き嫌いがありますが、例えば自分の地域の名産品などを送るのも良いかもしれません。
個人的な話だとしても、地域の特産品を貰って嬉しくない人はいません。
当然、価格は少し高くなるかもしれませんが、その点も気持ちでカバーしましょう。
予算としては500円前後のものが一般的なので、日常品はある程度揃うはずです。
もちろん贈る場合は、のしを付けることが一般的です。
何も付けずにそのまま渡すと、相手も「そのまま渡しに来た」とちょっと驚いてしまうかもしれません。
特に厳しいルールなどはないですが、最初の挨拶で躓いてしまうと、引越し先で上手くやっていけるかどうかに関わるかもしれません。
上手に立ち回って、近所でも良い印象を与えられるように頑張ってみましょう。