引っ越しを激安でしてもらうには相見積もりが欠かせません。
複数の業者から見積もりを取ることによって少しでも安く引っ越しすることが可能となります。
また、値引き交渉はできるだけ粘り強く行うことで効果を発揮しますよ。
3社から見積もりをとろう
なるべく激安で引っ越しをしたい、という方は少なくありません。
これまでに引っ越しを経験したことがある方なら理解できると思いますが、意外にも引っ越しにはお金がかかってしまうものですよね。
自分で荷物を運べば済むことですが、大型の家具や家電があるとそういうわけにはいきません。
小さな小物などは自分で運ぶことができても、結局大きな荷物があるため引越し業者を利用するということがほとんどではないでしょうか。
もし激安に引越しを済ませたいのなら、最低でも三社以上の業者から見積もりをとることがコツです。
相見積もりという言葉を耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか。
相見積もりとは複数の業者から見積もりをとってそれを見比べることです。
こうすることでどんな意味があるのか、ということですが、一つの業者からしか見積もりを取らない場合だと提示された価格が適正なものかどうか判断できませんよね。
もしかすると足元を見て高い金額を提示しているかもしれませんし、相場より相当高い金額を提示されている可能性もあります。
複数の業者から見積もりを取ることによって適正価格を知ることができるというのが相見積りのメリットです。
引っ越しにおいても相見積もりは当たり前のように行われています。
「いくつもの業者から見積もりを取るなんて悪い気がする」と思ってしまう方もいるでしょうが、そんなことは引っ越し業者も分かっています。
相見積もりを取られてしまうのはどの業者も理解していますから気にすることはありません。
できるだけたくさんの業者から見積もりを取ることをおススメしますが、あまり多くなると自分も時間を割かなくてはならなくなりますし、現実的には3~5社程度になるのではないでしょうか。
それでも十分ですから、最低でも三社、できればそれ以上の業者から見積もりを取るようにしましょう。
とりあえずの概算を知りたいのならインターネット上の一括見積りサービスなどを利用すると便利です。
新居に運ぶ荷物や現住所、引っ越し先の住所などの基本情報を入力して送信するだけで概算を知ることができます。
インターネット上を探せばそうした一括見積りサイトはいくつか見つかりますし、概算を知りたいだけなら充分活用できるでしょう。
これから引越業者を探すという方はできるだけたくさんの業者から見積もりを取るようにして、間違っても一社のみで即決してしまわないように注意しましょう。
見積もりの順番に工夫を
見積もりの順番に工夫することで値引きが可能になることもあります。
「引っ越しって値引きができるの?」と思っている方もいるかもしれませんが、引越しでは頻繁に値引き交渉が行われていますよ。
家電量販店などで必死に粘り強く値引き交渉している方はたくさんいますが、なぜか引越しのときにはまったく値引き交渉をしないという方が多いですが、これは少々もったいないです。
また、先ほど言ったように見積もりの順番にちょっとした工夫を加えるだけで値引きしてもらえる可能性が高くなりますから、今後引越しを考えている方はぜひ試してください。
相見積もりを取るのは当然のこととして、一番最初に訪問してもらうのはもっとも規模の小さな会社です。
小規模な引越し業者の場合、できるだけたくさんの契約を取りたいと考えていますから、いきなり激安の料金を提示してくることがあります。
これだけでも満足という方もいるでしょうが、まだまだ安くなる可能性はありますからここで満足してはいけません。
次に訪問してもらうのは中堅規模の業者です。
見積りに来てくれた中堅業者にさきほどの見積もり書を見せると、「うちはここまで安くできないけどその分いろいろサービスします」などと言いつつも安い見積もりを出してくれます。
最後に大手の引越業者に来てもらって見積もりしてもらうのですが、この時に先ほどもらった二社の見積書を見せて交渉してみましょう。
大手の場合は値引きできる割合があらかじめ決まっているケースがほとんどですから、大幅な値下げなどをしてくれないことが多いです。
しかし、その分段ボールやガムテープを無料で提供してくれたり、商品券をくれたりすることもあります。
また、大手の企業ならではのサービス品質についても確認しておくと良いでしょう。
上手くいけば相当安い見積もりを出してもらったうえにいろいろなサービスを受けられることもあります。
ぜひ見積もりをしてもらう順番にも注意してみましょう。
また、どうしても値下げしてもらえないケースもありますが、そこであからさまに態度を悪くしたりするのは人間として問題がありますからそれだけはいけません。
あくまで下手に出ることが値引き交渉では大切です。
辛抱強く交渉を続けていたらやがて相手の心も折れるやもしれません。
すぐに諦めてしまうのではなく、しつこくなり過ぎない程度に粘ってみましょう。
次回も絶対使うから、というワードで攻めてみるのもいいかもしれません。
粘り強い交渉が大事
粘り強く交渉することが値引きしてもらうコツです。
多くの方は値下げをお願いするものの、業者から「それはちょっとムリなんです」と言われるとすぐに引き下がってしまいます。
しかし、実際には値下げできることが多いですし、業者としてはなるべく利益率を高く維持したいため値下げはできないと口にするものです。
粘り強く交渉を続けることによって値下げしてもらうことは十分可能ですから、ほんの少し交渉してダメだったからといって引き下がるのはもったいないですよ。
諦めずに根気強く交渉してみましょう。
交渉のポイントですが、基本的に褒められてイヤな気分になる人はいません。
そのため、褒めるというのはとても大事なことです。
引越業者でも褒められてイヤな気分になることはまずありませんし、喜ぶに決まっています。
まずは会社を褒めることが第一ですね。
友人が前に利用したことがあってべた褒めしていた、などどんなことでもいいですからとにかく褒めてみましょう。
また、営業マンの服の着こなしやバッグ、雰囲気などを褒めるのも良いでしょう。
ただ、あまりやり過ぎてしまうと逆効果になってしまいますからそこは注意が必要です。
泣き落としも比較的有効な手段です。
あからさまなウソはいけませんが、多少盛った話で涙を誘うくらいなら良いでしょう。
母が手術をしてお金があまりない、先日主人がリストラされたのでできるだけ安くしてほしい、などでもいいかもしれませんね。
ウソをつくことで心が痛むという方だとトラウマになってしまうかもしれませんからやめておいた方が良いでしょう。
このような話を聞かされて心がまったく動かないという鋼のハートの持ち主はそうそういませんし、上手く話を持っていけば「この人のために少しでも安くしてあげたい」と思ってくれるかもしれません。
大手の会社の場合だと値下げできる限界が決まっていますから、いくら泣き落そうと思ってもムリな場合が多いです。
この方法を用いるときは小規模な会社が狙い目ですね。
大手の営業マンだとどんな手を使っても一定の値下げしかしてくれないことがほとんどです。
ある意味官僚的な部分がありますから、そこは理解しておきましょう。
値引きということを考えた場合は中小規模の会社のほうが良いかもしれませんね。
また、ストレートに「お金があまりないから激安でやってほしい」と伝えるだけで安くしてくれるケースもあります。
頑張って値引き交渉してお得に引越ししてみましょう。