引越しの際、住民票を異動させることは義務となっています。
万が一手続きを行わない場合は、5万円以下の過料となり、その他困ることもあります。
転出届と転入届を提出し、新しい住民票を作成しましょう。
なお、同じ市町村の場合は転居届のみで大丈夫です。
住民票の異動は義務
引越しをする際、住民票の異動は義務となっています。
これを忘れてしまったり、「面倒だから注意されてからで良いや」と思ったりしていると、後々痛い目を見るかもしれません。
もちろん、そこまで困った事態になるということは避けられるものの、引越しした場合は必ず住民票を異動させておくことが必要となります。
この点を守るようにしなければ、困るのは当人となってしまいます。
それぞれ条件や決まりごとがあるので、しっかり確認しておいてください。
まず、住民票の異動は引越ししてから14日以内に行うことが義務となっています。
つまり、2週間以内には確実に異動させておくことが必要ということです。
住民票の異動の手続きは、そこまで難しいものでもないので、面倒臭がらずに行っておきましょう。
もちろん、中には「そんなことが必要だなんて知らなかった」という方もいるかもしれません。
しかし、知らなかったというのは、社会人には通用しませんよ。
しっかりと異動しておきましょう。
なぜ、義務になっているのかというと、それは市区町村がそれぞれの住民を把握するためでもあります。
そのため転出届と転入届を提出することも必要となるのです。
その他、引越しをすれば、様々な手続きが必要となります。
この点を把握していない人が多く、引越ししてからドタバタしてしまう方が多いのです。
もちろん、事前に調べて手続きできるものもあるので、しっかりと済ませておくことをおすすめします。
ちなみに、ずっと住民票を異動させずにいると、5万円以下の過料が必要となります。
引越しで費用が必要なのに、さらに5万円の過料というのは笑えませんよね。
14日以内に行わないと、この過料が発生してしまうので十分気を付けて下さい。
また、異動させなかった場合は、他にも様々なトラブルや問題を引き起こしてしまうことがあるので、その点についても十分気を付けて下さい。
ルールはしっかりと守るようにしておくことが重要ですね。
ただ、生活の拠点が異動しない場合や新住所に住むのが1年未満とわかっている場合は、住民票を異動しなくても良いなど、ルールもしっかり決まっています。
それぞれの状況によって異なるので、わからないことがある場合は、市区町村の役場に相談してみましょう。
もちろん近年はインターネットなども活用できるので、そちらで調べてみるのも良いです。
とにかく、住民票の異動は最優先事項として行っておくべきだと言えるでしょう。
異動させなかった場合
引越しの際、住民票を異動させないと、後々不便なことが多くなります。
まず基本として、5万円以下の過料が発生することはすでに知っていると思います。
これだけでも大きな金額ですし、気軽に払える金額でもありません。
当然、義務なのでしっかりと行っていれば問題はないものの、つい忘れてしまうということもあり得るので、十分気を付けておくことが必要です。
なお、5万円以下の過料の他にも不便になることはあるので、それぞれ見ておきましょう。
まず、新住所で選挙権が行使できないという問題があります。
当然、住民票が変更されていないので、新しい住所での選挙権は行使できないものとなります。
こういうことを言うと「選挙に行かないから問題ない」と言う方がいますが、それとはまた違う話となります。
どちらにしても、権利が行使できないということは、住民としてその地域で認められていないというのと同義です。
むしろそちらの問題の方が大きいと言えますね。
また、運転免許証の書き換えなどが旧住所でないとできないということもあります。
もちろんそういった案内に関しても旧住所に届くので、そもそも知らない状態のまま自体は悪化していくかもしれませんね。
昔の住所に郵便物が届く場合、郵便局に新住所へ移転させる手続きもできるので、郵便物に関しては新住所に届けることも可能です。
しかし、どちらにしても早めに対処しておかなければ、問題はより大きく積み重なっていくかもしれません。
さらに、印鑑登録などの証明書類も全て旧住所になってしまいます。
これは各種契約の時に問題が発生しますし、生活する上でも不便なことが多くなります。
銀行などを利用する時もトラブルの原因になるかもしれません。
こちらに関しても、しっかりと住民票を異動させておかないと面倒なことになりますね。
面倒だと思って異動させない人もいますが、その方がむしろ問題も大きくなるという負のスパイラルになるので注意してください。
最後に、確定申告する時なども旧住所の管轄する税務署に行かなくてはなりません。
基本的に昔の住所のままになっているので、行政手続きが旧住所となってしまうことが多くなるのです。
むしろこちらの方が面倒なので、できる限り早めに住民票は異動させておくことが重要ですね。
特にもう旧住所に帰らない人や新天地で生活するという人は、特に頭に入れておくことが必要です。
うっかり忘れていたというのは通用しないので、注意して下さい。
必ず転出届と転入届の手続きを!
そもそも「住民票の移動の方法がわからない」という方も多いかもしれません。
近年は実家暮らしが長い人も多く、なかなかそういった手続きに慣れていない方も多いです。
もちろん、それは悪いことではありません。
しかし、これらの手続きに関しては義務の一面もあるので十分注意することが必要です。
特に難しいということはないので、しっかりと行っておくことをおすすめします。
後々トラブルになってからだと遅いですし、何事も早めに行っておけば、心配事も少なくなるはずです。
まず、住民票の異動には転出届と転入届が必要となります。
これは引越しの際に手続きするのが普通なので、多くの方は手続きを行っているはずです。
住んでいる土地から出る時に提出するのが転出届で、新しい土地に入っていくのが転入届です。
それぞれの市区町村役場に提出しなければならないので、この点も注意しておきましょう。
もちろん、提出の際に分からないことがあれば、役場の人が教えてくれるので安心して下さい。
転出届に関しては、前の居住地の市区町村役場に提出し、転出証明書を発行してもらいます。
これは転出する証明書となるので、無くさないようにしっかりと管理しておきましょう。
また、郵送で行うこともできるので、役場に行くことができないという方などは、郵送の方法を利用しましょう。
ちなみに郵送に関してはとても簡単なので、近年は利用する人も多くなってきているのが特徴です。
転入届に関しては、新居のある市区町村役場に行き、転出証明書を添えて転入届を出します。
転入届に関しては、転出届と同様に難しいこともないので、気軽に書いて提出しましょう。
もちろん住所などは間違いの内容に何度も確認してください。
あとは提出して、新しい土地での生活が始まります。
せっかくだから特に悩みもなく、快適な暮らしをスタートさせたいですよね。
手続きは確かに面倒なことも多いですが、決して難しいものではないので、積極的に進めていきましょう
上記の手続きをすると、新しい住民票が作成されます。
自分で前の市区町村から住民票を受け取り、新しい市町村へ持っていくわけではありません。
その土地ごとに作っていくというのが通例となっています。
それと、同市区町村内での引越しの場合は、転出届も転入届も必要ありません。
その代りに転居届が必要となります。
こちらも覚えておくと良いでしょう。
自分がどのような引越しをするかによって、手続きも変わるので注意が大切です。