引越しをするということは、最初に準備しなければいけないことがたくさんあります。
どんな方法で引越しをするのか、部屋の掃除をどうするのかなど、単身者とファミリーの場合を考えた場合、どんなコツがあるでしょうか。
この記事の目次
引越しが決まったら最初にすること
引越しをする場合、最初にさまざまな準備をしなければいけません。
準備と一口に言っても、単身者かファミリーなのかでも違いがあります。
現在の住居の掃除や引越し先の決め方のようなこともありますが、もっと細かい部分でも準備をしていかなければいけないのです。
こうした準備にはコツもありますが、あとから思い出したように進めると、思わぬ時間がとられてしまうようなことも起きますので、事前に計画をしていくといいでしょう。
まず、どんな方法で引っ越すのか、日程とともに検討しなければいけません。
自分の力で引越しを進めるのか、時間がかかることからも業者に依頼するのかをはじめに決める必要があるでしょう。
この時に日程も決まってきますので、新旧の大家さんに対して連絡を取ることにもなります。
新居が決まっていない場合には、日程から逆算し決めておく必要があるでしょう。
業者を使うのであれば、見積もりを取ります。
単独1社で決めてしまうと、どうしても高くなりますので、複数から相見積りをとることが重要です。
相手がどんなことを言っても、簡単に返事はせず、比較検討してから決めましょう。
自力で行うのであれば、トラックなどの運送手段と、人員の手配が必要となります。
独身の場合には、一人で引越しできる量なのか、自分の荷物を考えてみる必要もあるでしょう。
エアコンといった家電に関して取り外して、取り付けなければいけないのかどうかも、自分でできるかどうかの検討項目になります。
準備としては、新居のレイアウトも見ておかなければいけません。
間取りがわからなければ、何をどこに置くのかも決まらないでしょう。
不要なものの処分にもかかわる部分ですし、業者と打ち合わせするときにもレイアウトが重要となります。
不要なものを整理することができるようになりますので、粗大ごみなどの手配もしておかなければいけません。
簡単に処分することができない地域もありますので、事前に予約するなど計画しておく必要があります。
リサイクルショップに売却する場合も、事前に話をしておくことが大切です。
ファミリーの場合には、転校手続きも重要な準備となるでしょう。
市区役所に対して転出届を提出し、転出証明書を発行してもらわなければいけません。
もう一つ、教育委員会から移動票も取り寄せることが大切です。
これを学校に提出することで、在学証明書を発行してもらえます。
教科書無償給与証明書も発行してもらい、転居先の師区役所に転入届を出して、教育員会に在学証明書と教科書無償給与証明書を提出することで完了です。
学校に話をすると、手続きの方法を教えてもらえますので、事前に進めておけば手間も減らすことができるでしょう。
単身者の引越し
単身者の引越しということを考えると、できるだけ安くあげたいと思うことでしょう。
ファミリーのように大量の荷物があるわけではありませんので、コツをつかむとかなり安くあげられるようになってきます。
単身者ということで、一人で引越しをすることは不可能といってもいいでしょう。
人員が自分一人しかいないのですから、よほど荷物が少ない場合しか対応できません。
もしも、ほとんど荷物がないのであれば、レンタカーでトラックなどを借りておこなえば、距離や時間にもよりますが1万円でも可能です。
単身者の場合でも、最初に転居するのかを決めておかなければいけません。
一人で決めなければいけないのですから、時間もかかることでしょう。
契約などの問題もありますので、ある程度余裕を持って進めておくことが必要です。
場所が決まれば、業者を依頼するときにも困りません。
繁忙期である2月下旬から3月などは、事前に予約しておかなければ対応できなくなります。
費用も普段の3割増しになったりすることもありますので、資金的な計画も必要です。
こうした時期にかかるのであれば、余裕を持った計画を立てておくことも必要でしょう。
一人ですので、事前の準備も自分ですべて行うことになります。
荷物の整理などを依頼することもできますが、費用が発生します。
少しずつでも掃除をし、いらないものから整理を進め梱包しておくだけでも節約になるでしょう。
その季節に使わないものなどは、事前に片付けることができるはずです。
どれだけ時間があっても足りなくなることがありますので、少しずつでも進めておくことがポイントとなります。
荷物の整理が進むと、いらないというものもはっきりするでしょう。
片づけるチャンスでもありますので、処分するものは事前に行動しておくと後が楽になります。
荷物が少なくなるということは、業者を依頼する場合でも費用を軽減できるポイントにもなるのです。
ただし、粗大ごみに関しては、回収日が決められていたり、予約が必要になったりしますので早めの手続きが必要になります。
ここまで準備を進めることができると、次に問題になるのが料金でしょう。
業者の決め方として、見積もりは相見積りが基本です。
単独一社にしたりすると、どうしても高くなりますので、競争させることが重要になります。
費用計算の基本は、人数×作業時間に距離とオプション費用です。
つまり荷物が少なくなれば、人数は少なくなりますし、余計なことはさせずに自分で行えばオプションも必要ないでしょう。
距離は変えることはできない以上、人数と時間が重要なポイントになりますので、荷物をできるだけ整理しておくと安くすることができるのです。
ファミリーの引越し
ファミリーで引越しを考える場合、単身者とは違い、かなりの費用が発生することが予想されます。
最初に転居先を決めておくことは同様ですが、いろいろとコツを抑えておくことで、少しでも安くすることができるようになるのです。
その中でも業者の決め方には、押さえておかなければいけない部分がたくさん存在します。
口コミで情報を集めたりすることも必要ですが、もっと現実的に相見積りをとるということも考えるべきです。
単独一社の見積もりでは、業者の言いなりになることになります。
これでは安くあげることは不可能でしょう。
引越し業者は、かなり競争の激しい業界です。
単独で契約を迫ってくるのも、競争するとどうしても安くしなければいけなくなるため、あの手この手を使い、契約を迫ってきます。
ですが、相見積りをとって比較していけば、必ず安くさせることができますので、最低でも3社から見積もりを取り、競争させることが、ファミリーの場合には重要になるのです。
できるだけ安くあげるためには、どんな形で費用が決定されているのかを知ることは必要でしょう。
ファミリーの場合、通常3~4人家族であると設定すると、10万円以上の費用が必要となります。
これは、距離の問題もありますので、遠くなればさらにかかると考えることができるでしょう。
繁忙期にかかっている場合には、3割増しになることもあると考えておかなければいけません。
この内訳は、かかる人数×時間に対して、距離にかかる費用とオプションの設定になります。
どんな仕事でも同じですが、人数がかかれば費用は高まりますし、時間がかかればほかの仕事ができない分、高くなるのです。
逆に言えば、家族であるがゆえに、荷物はいっぱいあっても、人手はあるということになります。
業者の人数をかけないように、自分たちで梱包しておけば、かなりの費用削減となるでしょう。
事前に使わないようなものから梱包し、片づけておくだけでも、時間は節約できるようになります。
割れ物などのきまりを作っている業者もありますので、事前に打ち合わせしておけば心配もいりません。
片付けを進めるということは、いらないものもはっきりしますし、掃除も進めておくことができるでしょう。
特に大型の粗大ごみなどを処分しておけば、人数も時間も削減できます。
搬送用の車両数を減らすことができ、サイズを下げることができれば、大幅に安くあげられるでしょう。
事前の準備だけでも、かなりの費用削減になりますので、予定として考えておくことが大切なのです。
引越し方法の決め方
引越しをする方法は、いろいろとあります。
単身者かファミリーかによっても違いが出てきますし、かけられる費用によっても違いがあるでしょう。
距離といった要因でも変わってきますので、最初にどんなところに転居するのかというところから始めていかなければいけません。
たとえば、距離の近いところであれば、ある程度自分で進めていくこともできるでしょう。
友人がいれば、手伝ってもらうことで、あらかた引越しすることもできます。
しかし、距離が離れたところでは、簡単に荷物を運ぶことはできませんので、輸送手段を考えなければいけません。
運転ができるかどうかということも、大きな要因となってきます。
そこで、大きく分けると、自力で行うか、一部業者に委託するか、すべて任せてしまうのかという形になってくるでしょう。
このどれもがメリットがあり、デメリットが存在します。
費用的な問題も、だんだんと高くなっていきますので、どこまでかけることができるのかでも選ばなければいけません。
ですが、安くしようとするあまり、自分で本当にできるのかという問題も出てきます。
計画をしっかりと立ててみるというところから、スタートするべきともいえるでしょう。
自分で行う場合、単身者かファミリーかで大きく違いが出てきます。
一人しかいない場合には、何もかも一人になってしまいますので、友人を頼めるかどうかがポイントになるでしょう。
大きな荷物は、レンタカーなどを手配することになります。
手伝ってもらった人に対する謝礼なども考えておくべきです。
こうした部分を考えても、最も安く上がることは間違いありません。
ただし、時間もかかりますので、余裕をもって計画をしておく必要があるでしょう。
一部業者に依頼する場合、荷造りなどを自分で行う必要が出てきます。
引越し業者によっては、荷物の数などが狂うと、すぐに追加料金を請求するところもありますので、事前に契約を煮詰めておく必要があるでしょう。
割れ物などの扱いもありますが、自分たちで梱包していれば、何か間違ったりどこに行ったか分からなくなったりすることも少なくすることができます。
コツとして、いらないものから順番に詰めていけば、生活に困ることも少なくなりますので、段取りを決めて進めていくことがポイントです。
この方法の場合、赤帽などを利用することもできるため、かなり安上がりに済ますことができたりもします。
全部お任せしてしまう方法は、一番手間がかかりません。中には掃除などもオプション設定することができるため、本当に何もしないで済みます。
業者の決め方を間違わなければ、補償を付けることで、高価な家具があったりしても安心です。
ただし、費用は最も高くなりますので、時間の余裕がない場合や、手間をかけたくない場合などとなるでしょう。
ピアノなどの特殊な荷物がある場合には、お任せしてしまったほうが簡単で安全に済ますことができます。
荷造りのコツ
引越しを考える場合、どんな風に荷造りするのかということが重要となるでしょう。
単身者かファミリーかでも違いが出てきますが、梱包にはコツがあるものなのです。
最初はうまくいかなくても、コツをつかめばだれにでもできるようになります。
自分たちでできるようになると、コストを抑えることができますし、あとから迷ったりしないようにすることも可能です。
掃除をしながら進められますので、覚えておくといいでしょう。
段ボールには、必ず目印を付けます。
どこで使うものなのか、中身な何なのか、分類をしながら目印をつけておきましょう。
使う場所も書いておくと、運び込むときにも迷わないで済みます。
コツとしては、側面にも書いておくことです。
積み上げた時に、側面にあればそのまま読むことができる分だけ、手間を減らすことができます。
この段ボールは、必ずガムテープでくみ上げることが大切です。
いろいろと重くなりがちですので、しっかりと十字に張り付けておかなければ、あとで荷崩れしてしまう危険性が高まります。
大事なものを入れておくのですから、厳重なぐらいがちょうどいいのです。
単身者でもファミリーでも、最初は今使わないものから詰めていくことがポイントといえるでしょう。
必要のないものの選別も進めていくことができますし、早く梱包が進みます。
この時に、重いものは小さい段ボールを使うことがポイントです。
大きい段ボールだけを使っていくと、持ち上がらなくなってしまうでしょう。
本などは小さい段ボールにすることで、荷積みもはかどるようになります。
食器など割れ物は、割れないように養生することがポイントですが、中で動かないように固定することが重要です。
そのためには、皿などは立てて詰め、カップ類は逆さにするといいでしょう。
段ボールには、必ず割れ物であることを指示します。
割れ物は、割れ物だけで梱包することが大切で、他のものを入れたりすると、扱いを間違われたりすることも出てくるのです。
それでも、高価なものは、別に包み梱包しておきましょう。
梱包しにくいものは、無理に梱包するのではなく、業者と相談しておくことが大切です。
荷積みする段階で、内容がわからないと思わぬ失敗につながります。
危ないなと思うものは、ふたを閉めずにおいておくことで、双方が確認することができるでしょう。
こうした工夫をしておくことが大切ですが、業者の決め方として、相談したときにどんな反応をするのかということも見ることができるのです。
失敗を減らすためにも、重要なポイントといえます。
貴重品は、別の管理にしなければいけません。
専用に段ボールを作ることも必要ですが、自分で運ぶことができるものは別にしておく必要もあります。
無くなっては困るものですから、しっかりと管理することが大切なのです。
荷造りと一緒にしておきたい掃除
引越しをするのであれば、掃除をするということも重要です。
特に単身の場合には、荷造りと同時に進めることが重要でしょう。
ファミリーの場合でも、できるところから行っておけば、あとから負担を少なくすることができます。
中には、掃除もしてくれる業者も存在しますが、それだけ負担になることでしょう。
業者の決め方として、そうしたオプションを持っているかどうかというのも、単身者で忙しい場合には、ポイントにはなります。
コツをつかんで行っていけば、スムーズに進めることもできますし、新居にいらないものを持っていかないでも済むようになるのですから、早めに行っていきましょう。
旧居の掃除は、最終的に敷金ということにもかかわる可能性があります。
できるだけ入居したときの状況に戻すということが重要です。
畳やフローリングなどの床は、掃除機をかけながらぞうきんを掛けます。
洗剤などは、ワックスや保護材に問題がないのか確認してから使うといいでしょう。
その際に、傷が見つかるはずです。
小さなものは、補修材を購入し使うと直せるものがほとんどですので、事前に補修しておきます。
こうした部分が、かなり敷金に響くのです。
キッチンを含めた水回りは、最後になりやすい部分でしょう。
しかし、事前に進めておくことで、手間を減らすことができます。
汚れのひどいものは漬け置きしておくだけではなく、専用の洗剤を使うことが重要です。
特にキッチンの油汚れと風呂場のカビは大敵でしょう。
なかなか落ちないために、複数の洗剤を使ってしまうと危険な化学反応を起こしてしまう可能性があるため十分に注意が必要です。
油汚れは、温度を上げることがポイントになります。
温度が下がれば固まってしまうわけですから、お湯に重層を溶かしたものを使ったりするのも効果的です。
カビ取り剤は放置しすぎると、部材を劣化させますので所定の時間内に収めることも必要となります。
窓ガラスに関しては、さまざまな洗剤がありますが、簡単なのが新聞紙です。
信じられないほどきれいに落ちますので、事前に行っておくといいでしょう。
窓ガラスと同様に厄介なのが、たばこのヤニです。
吸っている人はあまり気がつきませんが、吸わない人はとても気になります。
クロスなどが変色していることもありますので、事前に少しずつ落としておくことが必要です。
そのままになっていると、敷金で賄えなくなることも出てきます。
最初から、室内で吸わないようにするなど対策を打っておくことも重要なことなのです。
引越し当日の動き
引越しの当日というものは、かなりバタバタします。
特にファミリーだと、やることが残っていたりするため、あたふたしてしまうことも多いでしょう。
単身者の場合には、すべて自分で行わなければいけませんので、計画をしっかりと立てておかなければいけません。
ここにもコツがありますので、最初の段階でリストを作ったりするなど、対応策を決めておくことが大切です。
時間が限られているのが当日でしょう。
自分も移動しなければいけないのですから、てきぱきと進めるためにも、やることを決めておくことが大切なのです。
最初に業者や手伝いに来てくれている人に、どんなことをするのか、どんなことをしてほしいのか、はっきりと指示します。
自分の手間を減らすためには、指示者を指名して任せることも考えておきましょう。
業者に関しては、搬出するのを見守るだけで済むこともあります。
余計なところに手を出すと、時間がかかるだけにもなりますので、指示だけしてほかにやらなければいけないことを行いましょう。
電気とガス、水道といったライフラインの清算を行わなければいけません。
ガスだけは当日係員が来ることになります。
時間の制限がある日ですので、必ず予約をしておくことが重要です。
清算に関しては、口座引き落としにしていれば問題はありませんが、その場で行わなければいけないこともありますので、事前に確認をとっておく必要があります。
ここまで終われば、掃除をしましょう。
忘れ物のチェックを兼ねて掃除をしていけば、失敗も少なくなります。
特に郵便ポストや表札といったものは忘れやすいため、最後にチェックしましょう。
新居側では、今度は搬入になります。
どこに何を置くのか、事前に決めておけば混乱することも少なくなるはずです。
すべて搬入が終われば、料金の精算になりますが、大きな額の現金を持って歩くことになりますので、心配な場合にはあと清算できる業者を探す必要があります。
これも業者の決め方の一つになりますので、事前に検討しておくことが大切です。
できれば、荷物の確認を、作業員がいるその場でしておくことも考えておきましょう。
あとから問題になることを避けることができます。
ライフラインの開栓もその場で行うことになりますので、連絡を入れます。
電気については、その場でブレーカーを上げれば利用することができますので、入居連絡のはがきなどを利用すれば問題がありません。
ガスの開栓は、自分で行うことはできませんので、必ず連絡を入れることになりますが、燃焼実験があります。
ガス台などを設置しないとできないことですので、ガスを使うものを一つだけでも出しておきましょう。
ここまでできれば、あとはご近所への挨拶です。
当日行っておくことが大切で、しばらくバタバタとしてしまうことをお話しておきましょう。
両隣だけではなく、アパートなどでは上下の部屋にも挨拶をしておけば、音などでご迷惑をかけることを了承してもらうこともできるはずです。
小さな気遣いですが、これからのことを考えれば、しっかりとご挨拶しておくことが重要といえるでしょう。
光熱費の手続きは忘れずに
引越しをしたら、最初にライフラインの手続きをしなければ生活することができません。
単身者でもファミリーでも、まずはこの手続きをしていかなければいけないでしょう。
元のライフラインも、移転手続きではなく、いったん解約することもあります。
この辺りもしっかりと認識し、手続きをしておくことが重要なポイントになるのです。
業者の中には、こうした手続きも代行してくれるところがあります。
サインをしたりするだけで済むようになりますので、業者の決め方の一つとして考えておいてもいいでしょう。
転居するときには、いったいいつごろから連絡を入れればいいのか、ということから考えていかなければいけません。
できるだけ余裕を持ちたいところですので、3週間前ぐらいがいいでしょう。
電話で連絡を入れることができるようになっていますので、検針票や領収書に書かれている相手先へと連絡しましょう。
その際には、引越しの日時だけではなく、引越し先の住所も聞かれることになります。
こうした情報は、いきなり聞かれても答えられなかったりすることもありますので、書面にして用意しておくといいでしょう。
問題は支払いです。
口座引き落としなど、自動支払いになっている場合には問題がありません。
そのまま引き落としされますので、用意しておけばいいでしょう。
請求書払いになっている場合には、立ち合い時に支払いをすることになります。
当日まで使用しているはずですので、その場で清算になるか、新居に請求書を送ってもらうことになるのです。
立ち合い時に大きなお金を持って歩くことにもなりますし、掃除などやることは山ほどあります。
請求書を送ってもらえるように交渉するほうがいいでしょう。
ここで問題になるのは、手続きを踏んでも、その会社の営業範囲内ではないというときでしょう。
近隣に引越しする場合にはあまり問題になりませんが、地域が異なる場所に引越しをするのであれば、一度解約手続きをしてから、新規に契約することになります。
新居での契約は、引っ越したその日に行うことができますので、忘れずに行うことが大切です。
この場合、事前予約などもしないで使えることが多いため、あまり心配しないでいいでしょう。
あまりトラブルになることはありませんが、ちょっとしたコツとして、当日清算ではない場合には、メーターの写真を撮り、記録しておくことが大切です。
自分の目の前で行われるわけではないため、無用のトラブルを避けるためにも、こうしたことが重要となるのです。
基本的には、相手会社が方法を指示しますので、それに従えば問題はないでしょう。
ご近所さんへの挨拶回りもしっかりと
引越しをした場合、挨拶をして回るということは、最低限のマナーです。
最近では行わない人も多くなりましたが、これから先生活していくうえで、ご挨拶をするということは、何も間違ったことはないでしょう。
これを面倒だと解釈するのであれば、何かあったときにも頼ることもできなくなります。
印象を悪くして、何か得になることはないのですから、挨拶は欠かさず行いましょう。
だからといって、何か難しいことをしなければいけないわけではありません。
単身者だからファミリーだからということではなく、社会人として常識的なことをするだけのことです。
まずは、どこまで挨拶をするかというところで迷うでしょう。
一般的には、向こう三軒両隣といったものです。
自分の家や部屋と隣接しているところには、あいさつに回るべきでしょう。
一軒家であれば、道路を挟んだお向かいも隣の家と考えるべきです。
アパートやマンションであれば、自分の部屋の上下も挨拶をしておけば問題はなくなるでしょう。
大家さんにも必ず挨拶をします。
何かあったときには、不動産会社は仲介だけといってくることもあるのです。
トラブルになったときにも、面識がなければ困ってしまうことになるでしょう。
同様に管理人が常駐しているのであれば、しっかりと挨拶を交わしておくべきです。
挨拶をするとしても、どのタイミングに行うかということも重要でしょう。
コツとして、もしも、引越しの時に大きな音が出たり、クレーンを使ったりするようなときには、最初に挨拶をしてご迷惑をかけることを伝えたほうが得策です。
あとから話をするのはやはり失礼なものですので、事前に挨拶をすると問題にならないこともよくあります。
業者によっては、近隣にご迷惑をかけても平気な顔をすることもあるため、事前に口コミ情報などで調べておくのも、業者の決め方の一つです。
一般的に荷物を運び入れるだけであれば、業者が返った後にあいさつに回れいいでしょう。
だいたい近隣の人は、いつ終わるのかと考えていますので、ベストな時といえます。
新居でのあいさつもさることながら、旧居でのあいさつも考えておくべきです。
車両も止めているはずですし、音も出ているでしょう。
人の声でばたばたともしますので、引っ越し作業を始める前に済ませておくことが大切です。
できることであれば、その当日は掃除なども含め何かにつけて忙しいため、前日までに済ませておくといいでしょう。
挨拶回りに伺う際には、住人全員で行います。
なぜかといえば、いったい何のために挨拶をするのかということを考えるとわかるはずです。
つまり、顔合わせなのであり、どんな人が住むのかを説明することでもあります。
できることならば、全員そろうべきですが、どうしても都合が合わなかったりするのであれば、代表者だけで説明するといいでしょう。
後日改めて挨拶しなおす必要はありません。
挨拶に伺う際には、手ぶらは失礼です。
高額なものはいりませんので、500円から1000円程度の生活用品を持参しましょう。
熨斗は必ず付け、粗品またはご挨拶と表書きしたものを用意しておくことがポイントです。
名前も必ず入れましょう。
一括見積もりのメリット
引越しをするということは、とにかく費用が掛かります。
引っ越すだけではなく、新しい家具や道具が必要になることもありますし、手続きにも費用が掛かるでしょう。
あいさつ回りに必要な粗品を購入するにしても、ただというわけにはいきません。
お金はいくらあっても足りなくなりますので、できるだけ費用を抑えられるようにしていくことが大切なのです。
単身者でもファミリーでも、同じことですが、業者を依頼することも視野に入れるでしょう。
この時に決め方から考えておくことが、節約のポイントとなってくるのです。
まず最初にやってはいけないのが、単独の見積もりです。
一社だけしか見積もりを取らなければ、現状の相場も見えてきませんし、その見積もりが適正かどうかもわからないでしょう。
サービスに関しても、もっといいところがあるかもしれません。
営業担当者としては、相見積りになる前に決めたいというところもありますので、強引に迫ってくることもありますが、絶対に判を押さないことがポイントなのです。
そこで、相見積もりをとることが重要になってきます。
ですが、どんな会社を選んでいいのか、どこに連絡するべきなのかという問題があるでしょう。
そこで、コツとなってくる方法が、一括見積もりになります。
自動車の買取などで知られるようになった方法ですが、一つの窓口に連絡することで、一気に複数の会社から見積もりを取ることができる方法です。
面倒な選定もなく、多くの会社から見積もりを取ることができるわけですが、利点は何かといえば、同時に相見積もりにすることができるというだけではありません。
複数の見積もりを取ることにより、相場が見えてきます。
いったいどのぐらいの金額が、自分のところの引越しに見合う金額なのかがわかるのです。
非常に重要なポイントとなるでしょう。
一括見積もりの場合、相手の業者も一括見積もりであるということがわかっています。
つまり、仕事をとりたければ、競争して勝たなければいけないことを重々承知しているのです。
そのため、初めからかなり安い見積もりを作成してきますので、その中から気に入ったところを選べば済んでしまいます。
これだけでも、かなり費用削減ができるでしょう。
掃除などのオプションの比較もできますので、格安のところを見つけることができるのです。
実際に、自分で手配して、相見積もりをとったりすると、断りづらくなったりすることも出てきます。
いろいろな商品を持ってきたりしながら、相手も営業をかけてきますので、そういった部分で気持ちが揺れてしまうからです。
一括見積もりの場合には、そうした気兼ねも必要なくなります。
断りやすいというところもメリットですので、活用するべき方法であるといえるでしょう。