引越しの際には引越し業者選びや荷造りでバタバタしてしまいますが、やらなければならないことはこれだけではありません。
引越しの際にやらなければならないことの基本として挙げられるのが水道、電気、ガスの手続きです。
中でも早めに手続きを行いたいのがガスです。
では、引越し時のガスの手続きはどのような流れで行えば良いのでしょうか?
利用停止時の手続き
ガスの利用停止、利用開始の手続きは引越しの際の基本手続きの1つです。
引越しをする際には水道や電気の利用停止、利用開始手続きも必要になります。
しかし、ガスの場合は水道や電気よりも早めに手続きを依頼する必要があるため注意しましょう。
水道や電気の場合、利用停止の手続きは特に必要ありません。
引越し当日に電話連絡し、水道の元栓や電気のブレーカーを落とすだけです。
このように手続きが簡単な水道や電気とは違い、ガスは基本的に立ち合いが必要になります。
利用停止の際には作業員が閉栓作業を行うため、事前に予約しておかなければ引越し当日に閉栓作業ができなくなってしまいます。
しかし、ガス会社によっては利用停止の手続きの際に立ち合いが必要ない場合もありますので確認してみましょう。
また、荷物を運び出した後に掃除をしなければならないため、水道や電気は引越し当日まで必要になることが多いと言えます。
それに対し、ガスの場合は早めに利用停止の手続きをしても引越し作業に支障をきたすことはほとんどありません。
このようなことから、ガスの利用停止の手続きは余裕を持って早めに行いましょう。
前述したように基本的に立ち合いが必要となるガスの場合は事前予約がとても大切となりますが、特に2月から4月の時期は注意が必要です。
この時期は春からの新生活に向けて多くの人が引越しをするため、手続きが混み合ってしまいます。
自分の希望する日時、時間帯に手続きを行うためにも1ヶ月から2週間前にはガス会社に利用停止の手続きを依頼しましょう。
ガスの利用停止の手続きをする場合、現在利用しているガス会社に電話連絡をします。
最近ではインターネットから手続きできる会社も増えています。
その際に、名前・現住所・電話番号・領収書等に記載されているお客様番号・引っ越す日付、希望の時間帯を伝えます。
新居でも同じガス会社を利用する場合には、これらに加えて新居の住所や電話番号も伝えましょう。
引越し当日はガス会社の作業員に来てもらい、閉栓作業と料金の支払いを行います。
閉栓作業にかかる時間は20分から30分程度です。
料金の支払い方法は3つあり、当日に作業員に直接払う方法と口座振替、請求書での支払いとなります。
引越し当日に作業員が来ない場合には口座振替、もしくは請求書での支払いとなります。
請求書は新住所に郵送されます。
このように、水道や電気と比べるとガスの手続きは少々手間が掛かります。
引越しの際にはこのような手続きが必要であることを頭に入れておきましょう。
利用開始時の手続き
引越しの際には、これまで住んでいた家のガスの利用停止手続きだけでなく新居での利用開始手続きもしなければなりません。
これも基本的な手続きの1つです。
もちろん、新居での利用開始の手続きは水道や電気も必要です。
しかし、これら2つの手続きはとても簡単です。
水道会社や電気会社に事前に連絡し、引越し当日はすぐに利用することができます。
水道の場合は元栓を開けて蛇口をひねれば水が出ますし、電気の場合はブレーカーを上げるだけで電気が使えます。
このように、水道や電気は基本的には立ち合いが必要ないため、特に心配はいらないでしょう。
少々手続きが面倒なのがガスです。
ガスの場合、利用開始の手続きには立ち合いが必要になります。
水道や電気とは違って、作業員による開栓作業や安全確認をしなければガスを利用することができないため注意しましょう。
利用停止手続きの際は立ち合いが必要ないこともありますが、利用開始の際は立ち合いが必ず必要になります。
そのため、利用停止の手続きと同じく利用開始の連絡も早めに行わなければなりません。
特に繁忙期となる2月から4月は1ヶ月前の依頼が理想です。
遅くても2週間前までには電話やインターネットから予約をしましょう。
繁忙期でなくても最低でも1週間前までには予約をしておくことをおすすめします。
これまで利用していた会社を新居でも利用する場合には、利用停止の予約をする際に利用開始の手続きも予約しましょう。
利用停止の手続きに必要な情報に加えて、新住所や新しい電話番号を伝えます。
これまでと違った会社を利用する場合には新規申し込みが必要になります。
名前や電話番号、新住所、希望の日時や時間帯を伝えましょう。
前述した通りガスは作業員が開栓作業をしなければ使うことができません。
そのため、引越し当日に予約ができずに開栓作業が遅れてしまうと大変不便になってしまいます。
ガスはコンロや給湯器、お風呂に使われることが多いため、これらは一切使用することができません。
引越しの後にお風呂に入れない、お湯が使えない、料理ができないなんてことにならないためにも、しっかりと事前予約を済ませましょう。
引越しは、基本的には何度も経験することではありません。
そのため、様々な手続きをどのように行えば良いのか分からない人も多いのです。
しかし、効率よく引越しをするためにはどんな手続きが必要かなどの基本情報を事前に知っておくことが大変重要なポイントになります。
引越しの予定がある場合は計画を立てて進めることをおすすめします。
ガスはいつから使える?
転勤が多い方は例外ですが、基本的には引越しをする機会はそれほど多くありません。
そのため、いざ引っ越すとなると不明点が多い人がほとんどです。
引越しの際の不明点はいくつかあるかと思いますが、中でも基本的な情報である水道・電気・ガスの利用開始についてまとめました。
引越しの際にはこれまで住んでいた家の利用停止の手続きと新居での利用開始の手続きが必要になります。
基本的には引越し当日から新居に住み始めることが多いため、すぐにでも水道・電気・ガスが使えなくては困ります。
このうち、水道と電気はそれぞれ利用する会社に連絡するだけで手続きは完了します。
水道と電気は新居に到着してすぐに使うことも可能です。
しかし、ガスの場合は立ち合いによる利用開始の手続きをしなければ使うことはできません。
この点が水道や電気との大きな違いです。
とはいえ、水道や電気と同じくガスも引越し当日から必要になります。
荷物の運搬や荷解きが終わったらお風呂にも入りたいですし、冬であれば掃除の際にお湯が必要になります。
コンロが使えなければ料理をすることもできないため、引越しで疲れている中外食をしなければなりません。
このように引越し当日に不便な思いをしないためにも、ガスの利用開始の手続きを事前予約することが大切になります。
理想を言えば、引越す1ヶ月から2週間前までには予約を入れておきたいところです。
ガスの開栓作業は専門業者が新居に訪問して行います。
ガスを開栓し、着火テストやガス漏れの確認、警報機の確認を行います。
利用開始の手続きにかかる時間は約20分から30分です。
このような手続きをして初めて、ガスが使えるようになります。
これは引越しにおいて基本中の基本と言える情報ですので、必ず覚えておきましょう。
利用開始手続きのポイントは2つあります。
まずは開栓作業を行うタイミングです。
開栓作業は、荷物を新居に運び終えたタイミングがベストと言えるでしょう。
そのため、事前予約の際には大体の時間を計算して希望時間を伝える必要があります。
引越し業者によっては、作業開始の時間を指定できない場合もあります。
このような場合は、ガス会社にも事情を説明しておく必要があるでしょう。
そして2つ目のポイントが、コンロを用意しておくことです。
利用開始手続きの際には着火テストを行いますが、その作業は基本的にコンロを使って行われます。
そのため、利用開始手続きをする際には必ずコンロを用意しておきましょう。
このようなポイントを踏まえることで、スムーズにガスの利用開始手続きをすることができます。